ごあいさつ

どうも、いい年こいて、いい年こいて、いい年こいてojiです。

僕を決定的に間違った道に引きずり込むきっかけとなったアニメ、「かみちゅ!」のロケ地めぐり、今風に言うと聖地巡礼をしてまいりました。のでそのレポートをしてまいります。

このブログの見方としては、最初のエントリ[こちら]にまず飛びまして、「次の投稿」をたどって閲覧していっていただくといい感じです。ま、どう見ようと自由ですが・・。

撮った写真を実際のアニメとの画像と並べて掲載しようとも考えたのですが、あまりにも面倒くさいのでやめました。写真だけ見て、尾道の雰囲気を感じ取っていただくのも良いかと。

かみちゅ巡礼の旅・総括

というわけで、長きに渡る「かみちゅ!」レポートもこれにて終了です。

感想として・・「夏に行くのはやめた方が良い」というのがありますね。「かみちゅ!」は主に夏の話なので夏に行くのはそれなりに雰囲気があります。でも尾道は基本的に坂の町であるからして、暑い中を一日駆けずり回るだけで比喩でなく死ねます。

夏ということで、樹木の葉っぱが生い茂りすぎていると、それが邪魔して作中のシーンとわかりにくくなったりするところがあります。また、作中では夕陽のシーンが多く出てきて非常に雰囲気がよいのですが、尾道の夏では夕陽は瀬戸内海よりももっと山側に沈んでしまうので、あまり「夕陽に染まった町」という感じにならないのです。


次回の目標としては・・
  • 「神様ご休息センター」を探す。
  • 「尾道のガウディ」と呼ばれる家を探す(のれんまたぎが出てくるところです)。
  • 最終話の山に登り詰める。
  • 夕陽に染まる尾道を見る。

「あきらめてねェーのかよ!」と犬和尚の声が聞こえてきそうですが・・。
最後に、赤というよりは青く暮れ行く尾道の写真でしめようかと。





良い旅でした。

尾道のみち・どこのみち

最後は、どこのシーンかはわからないけれど、どこかで見たことがあるぞ、というデジャヴュ的風景を羅列していこうかと思います。









本当、こんな道がごろごろあるんですよ。高いところへ上がるごとに道も細くなっていって、うっかり迷ってしまうと余裕で民家に入ってしまいそうになります。

春にもあきらめが肝心

前のエントリは「ほらね、春が来た」でした。同じ回の最後にゆりえと二ノ宮くんがたどりつくのは山の上の大きな岩。一応そこも、場所の目星をつけることは出来ました。でも実際には行ってません。というのも・・



これです。矢印に示したあたりを見て「あの辺の岩じゃね?」と思い、一度は登山にトライしました。
地図によると山頂の標高は140mほどということなんで、何とかなるとは思ったんですが・・甘かったです。

ほとんど人の手が入っていない獣道に加えて、高さ5mはあるかという岩肌を鎖を伝ってよじ登る、なんて場所まであります。しかも案内板によるとそんな鎖場が3箇所あるというのです。
ただでさえ坂の町・尾道を散々歩き回って疲れた体を引きずっている上に、飲料水も底をつき、2回目の鎖を上ったところでついにダウンしてしまいました。

くやしいのでそこからの風景だけとって下りることにしましたとさ。無念。


後からの調べで、やはりあのシーンはここの山頂であることがわかりました。おそらく他にもっとゆるい登山コースもありそうなのですが・・。ま、次回の目標ということで。

追跡・ジョン・二人乗り

ようやくここまで来たか・・。最終回「ほらね、春が来た」でジョンを追いかけるシーンに使われたところ。
坂道を二人乗りということで、「耳をすませば」にならぶ名シーンですね。多分。




このジョンの追跡、他のシーンも尾道に行けば「どこかで見たことあるなあ」なところばかりです。写真には撮れませんでしたが。

otaku訪問


おおっここ!ここですよ!ゆりえ様宅!しかし来福神社、福山城に続きまたしても木の葉が生い茂りすぎていて、今いちわかりにくいという。今回の旅は本当、木にやられっぱなしでしたよ。いやいや、緑が多いのはいいことですが(フォロー)。

ちなみにここに来るまでに図書館の前を通ったのですが、そこで女子中学生の三人組を見かけたんですよ。
ひとりはスラッと背の高いロングヘアの子、ひとりは髪を真ん中で分けたセミロングのメガネっ子、もう一人はツインテールのちっちゃい子という微妙に「かみちゅ!」な布陣。

「まあ、そりゃ、いるよなあ」と思いつつニヤニヤしながら眺めてしまいました。逮捕されなくて本当に良かったです。

行方不明なアイツ

話はさらにマニアックになっていきますよう。第11話「恋は行方不明」で章吉とみこちゃんが逃避行した街、福山です。尾道から電車で20分くらいの、少し開けた街です。新幹線も止まります。


福山駅前の釣り人の銅像です。「これから・・どうする?」
二人の足跡を追うに決まってます。



章吉がモーニングセットを食べ損ねた喫茶店です。探すの苦労するかと覚悟してましたが、意外なほどあっさり見つかってしまいました。駅徒歩3分。

「香り高い珈琲をどうぞ」の看板もまんまですね。
福山も尾道も、喫茶店てけっこう多いのです。ここのモーニングセットは美味しくいただきました



章吉がタイヤキを買った・・・と思われる福山城近くの坂です。左の樹が生い茂りすぎてて全然城がフレームに入らねーという。


おおっ!あのブランコです。切ねえ・・切ねえよう。章ちゃんにもみこちゃんにも、男女両方に萌え死にしそうになるという稀有なアニメでございました。

バーカにつっける・・・

と、言うわけで、6話「小さな一歩で」よりのシーンを抜粋。


能登さんがジョンに襲われる(笑)シーンです。ここの二ノ宮くんのカッコ良さには僕も惚れます。


後ろから見るとこんな感じ。ゆりえがジョンのマスターを平和的に懐柔することに成功します。あー作中のシーンがわかるだけでいちいち感動してしまう。


で、最後のシーン。三人でアイスキャンデーを食います。このアイスキャンデーがまた美味そうなんだ。

ヤシマ様を探して・マニアック

ヤシマ様捜索途中のワンシーンの場所です。
たぶんDVDのみのシーンなのかな?ということで、さらにマニアック化。



「猫の細道」という名前の付いた山道です。



「猫の細道」そばにある古い家屋。作中ではこの屋根の上に猫的なモノノケがおりましたね。
最近改装して「尾道アート館」というスポットになっているようです。



光恵ちゃんを脅かした「猫石」です。この「猫の細道」に888体いるという話で、そこらじゅうにいます。ひっそりとした山道をなんとも不思議な感じに演出しています。

ヤシマ様を探して

ずずいと話はマニアックになってゆきます。尾道の町並みのうち、ヤシマ様捜索を始め、さまざまな回に良く出てくるシーンをピックアップです。


地味だけどよく出てくる階段。来福神社から下りたところの三叉路の階段です。
僕が印象に残ってるのは、3話でゆりえが貧乏神対策のあと、ここから夕陽に染まる街を見下ろすシーンですかね。実際はそこまで高くないですけど。


喫茶「カド」です。ま、作中では「カベ」なんですけど・・


ヤシマ様捜索の回や貧乏神対策の回、クリスマスにもちらっと出てきたオバQです。レトロにもほどがあります。ちゃんと10円入れたら動くそうです(マジか?)。


路地裏にひっそりとあるお稲荷様。あまりにさりげなく存在してたので見逃すところでした・・。本編では中にカラス天狗がお住まいです。

学校を撮る(やばいぜ!)

ゆりえ様たちの通う中学校です。尾道では「土堂小学校」というところです。

上からの風景。例の屋上もよく見えます。書道部はありませんが・・(笑)

これ、実はホテルの窓から撮った風景なんですよ。山の上にある「ビュウホテルセイザン」という、まあビジネスホテルです。後で知ったことだけど、この風景が見えるということで「かみちゅ!」巡礼者の間では有名なホテルらしいです。


普通にいい雰囲気の学校だよなあ・・。窓の形とか。でも、見てのとおり校庭は盆踊りの準備のまっ最中なんでした。


このアングルも良く出てきますね。ゆりえが風邪引いたときに迎えに来てもらったり。でも、実際はここ道が狭くて車は到底入れません・・



校門への階段を、周りを確認しつつ激写。やはり祭りの準備のちょうちんがちょっと・・。あれです、「ゆりえ様祭り」の準備中でしたってことでここはひとつ(なにがだ)。

島から渡ります

向島での思い出は・・・まあおいといて、こんどは向島側からの船着場です。


「ゆりえちゃん、神様になったんだって?」ちゃんとおばちゃんが店番してましたよ。


ずずいとすすんで、波止場で待ちます。はいはい、「止マレ」ね。


その場から後ろを見上げるとこんな感じ。吹き飛んだ屋根がいい感じの風情ですな(本当か)。

島へと渡ります

お次はゆりえ様がいつも帰宅するときに使う渡し船です。尾道から海をはさんだ向島へは、橋もあるのですがだいぶ遠回りになってしまいます。なのでこんな交通手段があるのですね。普通に地元の人もたくさん利用してましたよ。




うーん、まんまですねえ・・「神様御用達」の張り紙がないのが残念なくらいです。


船に乗り込んだところ。自動車も自転車も徒歩の人も一緒に乗り込みます。このときは僕もレンタサイクルを借りまして、自転車ごと乗り込みました。ヘルメットはかぶんなかったけど・・



甲板よりの風景です。向島には造船所がいっぱいで向こう岸はクレーンだらけでした。

来福神社からの風景


ところは戻って御袖天満宮境内。絵馬を吊るすところにこんなものが。いまだにぽつぽつと巡礼者がいる模様。僕も軽く一筆したためておきました。




上からの風景。海はギリギリ見えるかな・・。もっと上からも撮れたのだけど、上の方ではなんせ木が生い茂ってしまって風景が見えなかったという。




なんとなんと、帰るときに門のところで昼寝しているタマと遭遇しました。横を通るとき「ニャ!」と一瞬起きたので死んではおりません。

前から写さなかったのは、けっこう生々しい傷跡があったからです。ひょっとしてキャットファイトの痕なのか!そうなのかーッ!?と一人でテンションあがったとさ。

来福神社境内

本殿の前に、来福神社の境内です。ここも「御袖天満宮」です。


うわー・・まんまだなあ・・みこちゃんとヤシマ様がお話してるところですね。





来福神社本殿です。「丑神社」というところになります。狛犬と、横に伸びる通路にご注目。



このアングルになると、大林監督の「時をかける少女」のワンシーンになりますな。てか映画のほうは20年も昔なんですけど、変わってないのに驚きです。

アニメでは神社の裏手に、しめ縄つきの大きな岩があります。実はこの丑神社にも奥の方に良く似た大きな岩があったのです(「ビリビリ岩」という尾道の名物岩のひとつ)。ひょっとしてモデルになったのかな・・

と、気づいたのは後の話で写真は撮り損ねてしまった。くそう。



来福神社へ

最初に載せるのはやはり、来福神社です。

来福神社は、「御袖天満宮」と「丑神社」という神社がモデルになっているそうです。



まずは御袖天満宮へといたる階段。「えー、ここを登るの・・」なんて声が聞こえてきそうです。僕の心の声でもあります。





山門をくぐり・・




もう少し!偶然だけどオープニングと似た構図です。しめしめ。





ついた!でも、本殿のモデルは御袖天満宮ではないそうです。モデルとなった「丑神社」は次のエントリで。

旅の始まり

この夏、かみちゅ!のロケ地めぐりをしてまいりました。今話題の「聖地巡礼」というやつです。お恥ずかしい。

写真も飽きるほど撮ってきたのでそのレポートをしようと思いますが、その前に軽く「なぜ今さら『かみちゅ!』なのか?」というこの旅の事の発端を書いておこうかと。

えーと・・とりあえず簡潔にまとめると・・
  1. ボーナスが出ました。
  2. でも使い道がいまいちありません。
  3. 無駄遣いをしたくなりました。
  4. 中野ブロードウェイでかみちゅ!DVDがセットで売ってました。
  5. 思いのほか安い(でも値段は秘密)。
  6. 即購入。
  7. 即鑑賞。
  8. ふたたび涙腺緩む。
  9. コメンタリを聞いてると、けっこう尾道の風景がそのまま使われてるみたい。
  10. 行かねばならぬ!
というわけです。簡潔ですか?
そんなこんなで、思いつきのかみちゅ!巡礼の旅がスタートすることとあいなったのでした。
でも出発一週間前なのに夜行バスも宿もあっさり予約できてしまったのは意外だった。「大丈夫か尾道」というような不安もはらみつつ・・